【考察】夫婦関係修復のために知っておいてほしい3つのこと。 その①

離婚相談2

弊所には、夫婦関係修復の相談を頂くことも多いです。

今回は、夫婦関係修復を考える上で知っておいてほしいことを3つお伝えできればと思います。

 

①離婚の本当の原因って何?

表向きの離婚原因としては、

1、性格の不一致

2、精神的虐待(モラハラ)

3、異性問題

4、金銭問題

5、性的不一致

などでしょうか。

もちろん、これらは全て重大な問題であることに違いありません。

ただ、「同じ出来事」でも人によって受け止め方が違いますので、

私としては、

「その出来事などを、離婚をしなければいけないほど重大な問題と感じた。」

「そして、その問題を夫婦で乗り越えることができず離婚を選択した。」

という解釈が重要なのだと思います。(あくまでも、関係修復を目指すのならという前提です。必ずしも、問題を乗り越えることが正しいというわけではありません。)

同じ人でも時によって、同じ状況に対し「苛立ったり」「平気だったり」しますよね。

 

こんなデータがあります。

離婚を決断した人に多い状況。

1、金銭的なストレスが強い。

2、健康に問題を抱えている。

3、人間関係でトラブルを抱えている。

また、性格的なことでいうと

まじめな人 神経質な人は

離婚率が高いというデータもあります。

何が言いたいかというと、

いろいろな意味でコンディションが悪い時に、

離婚を決意している人が多い傾向がある。ということです。

実際に、相談に来られる方の中にも、

上記の状況が重なってしまい

 

うわーーーーー!!!

もうダメだ!! リセットしたい!! 逃げたい!

離婚や!

という方もめずらしくありません。

「離婚しかない!」と決める前に

例えば

1、金銭的なストレスが強い。 

  自己破産を検討してみる。 転職を検討する。 アルバイトを始める。 財政状況を家族に打ち明ける。

2、健康に問題を抱えている。

  生活リズムを見直す。 睡眠をとる。 休職する。 治療に専念する。 

3、人間関係でトラブルを抱えている。

  誰かに相談する。 カウンセリングを受ける。 解決に向けて本気で向き合う。 諦めて忘れる。

 

など、一つ一つの問題を、粛々と解決してみるという手もあると思います。

実際、前向きに問題解決に取り組む姿を見て

今まで会話もなかった妻(夫)が、問題解決に協力してくれるようになり、

夫婦関係が修復に向かったケースもあります。

もし、あなたが離婚を考えていて。

でも、できれば夫婦関係を修復出来たらなー

と考えておられたなら、参考になれば幸いです。

 

それでは、その①はここまでにします。