【離婚と数字】3組に1組が離婚?

ときどき、お客様から「離婚率ってどのくらいですか?」

と聞かれることがあります。

あと多いのは

「3組に1組が離婚するって本当ですか?」ですかね。

 

まず、はじめに言っておきたいのは、

皆さんが知りたい「離婚率」を正確に把握するのは極めて困難であることです。

おそらく皆さんが知りたい離婚率は、

ある対象の夫婦何組かが、生涯のうちで何組が離婚をするのか?ではないでしょうか?

しかしこれは対象者を生涯に渡り追跡する必要があり現実的ではありません。

 

これだと話が終わってしまいますね(笑)

ですので、なるべく現実に近い数字を見つけてみたいと思います。

 

では、マスコミが言う(今でも言っているのか分かりませんが、、、。)

「3組に1組が離婚している。」というのは正しいのでしょうか?

これは、ある年の、離婚件数を婚姻件数で割ったものです。

2020年の離婚件数は「193,259件」で婚姻件数が「525,507件」

ですので、割ると「36.7%」となり、だから3組に1組だというわけです。

 

でも、これは明らかにおかしいですよね。

その年に結婚した人と離婚した人は、ほとんど違う人たちです。

これでは、正確な数字とはとても言えません。

結論:高すぎると思います。

 

次に、有配偶離婚率を見ていきます。

これは15歳以上で、結婚している人の年齢ごとの離婚率です。

最も、高いところでも【~19歳】の8%程となっています。

熟年離婚が増えたといわれていますが

【55~59歳】では1.7%ほどに過ぎません。

ですが、これも生涯にわたっての離婚を追えていないので正確とは言えません。

結論:低すぎると思います。

 

では、実際の「離婚率」はどれくらいなのか?

これは、私見になってしまいますが

おおよそ25%くらいかなと思います。

様々な研究結果を見たうえで、私の肌感を反映させた数字なので、

それほど大きなずれは無いように感じます。

結論:おおよそ4組に1組が離婚していそう。

長々と、書いてきて結局マスコミと同じ様な結論(計算の過程は全く違いますが)に至ったのは複雑な気持ちですが、やはり、相当数の夫婦が離婚されているのですね。

もし、あなたが離婚をしていたり

離婚を考えていたとしたら

仲間はいっぱいいるんだな!と思っていただけたら嬉しいです。